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下関市における人口の現状と将来の展望を提示した「下関市人口ビジョン」(発行:下関市 平成27年10月)を下関市のHPにて閲覧しました。

 

「下関市内の高校卒業生の進路状況等に関する調査」「(1)下関市内の高校卒業生の進路状況」を見ると,「就職者については,下関市内に本社のある企業への就職率は52.6%と過半数を超えて」います。

しかし「(2)高校生の就職希望地」では「高校卒業後(または大学等を卒業後)に「下関で就職したい」との回答が29.1%で最も割合が高くなっていますが,市外での就職希望である「下関以外で大都市ではない所で就職したい」と「東京や大阪など大都市で就職したい」を合計すると37.6%となり,市内就職希望の割合を超えること」になります。

「一方,下関市外への就職したい理由を見ると(略)「希望する就職先がない」が20.4%」も占めていることがわかります。

 

 「下関市内の大学・短期大学卒業生の進路状況等に関する調査」「(2)市内大学生・短期大学生の出身地と就職希望地」では「本市の大学生の出身地は,山口県が36.2%で最も多く」となっていますが「就職または進学を希望する地域について見ると,山口県内が19.6%と最も多くなっていますが,県外での就職を希望する割合は64.9%になっています。」「県外出身者の地元回帰の志向が読み取れます」との調査結果になります。

 また「大学及び短大在職中に,下関への愛着を高めることや市内企業をはじめ地域と関わる機会を増やすことが課題であると考えられます。」とも記載があります。

 

 上記の調査結果より新卒者の採用等を検討する場合,今後は各学校,ハローワークに求人票を提出する「だけ」ではなく,より細かく,「直接」自社の「魅力」や「社長の想い」を就職課の先生や学生に丁寧に伝えていく機会,時間をつくっていくことが大事になるのではないかと感じました。

 

 個人的にはよほど特殊な業務内容でない限り「大都市=希望する就職先がある」ではないと考えています。

 

社長自らが自社の「広報」としての役割を担い,学生と本音で語らいあう。

時間と手間はかかりますが「ヒト」の確保,定着率向上のためには今後,今以上に大切な仕事になるのではないかと思います。

 

『下関人口ビジョン』を読んで

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