▼
就業規則について引き続き書きたいと思います。
前回も書きましたが,「就業規則」とは,会社と従業員の「約束事」が書かれた会社の「ルールブック」です。
労働法上,会社と従業員の「契約」(労働契約)における会社側の権利はかなり制限されています。
そのなかで,きちんと整備された就業規則は数少ない会社の「武器」となり得ます。
就業規則のチェックポイントとしては
①服務規律 仕事をする上での社長の「想い」が具体的に書かれているか
②試用期間 本採用を回避することがあると書かれているか
③有給休暇 取得の申請期限はきちんと定められているか
④時間外労働・休日労働 残業の事前申請・許可制となっているか
⑤自己都合退職 申出期限は自社に合った期間(引継ぎ等を考慮)となっているか
等が挙げられます。
その他として,裁判員又は補充裁判員になった際の取扱い,マイナンバーの収集時期に関する条文等も現在の就業規則には必要となります。
就業規則も「いきもの」です。
常に自社に合った内容への変更,新規条文の追加等を行なっていくことが「約束事」としても重要になります。
就業規則について(2)
Copyright 杉江大輔社会保険労務士事務所 All Right Reserved
WEB DESIGN:ヤスムロプラン