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11月21日の読売新聞に「中小企業は採用苦戦 大卒内定率66.5% 5年ぶりに低下」という記事が出ていました。
以下、本文抜粋「来春卒業予定の大学生の就職内定率(10月1日現在)が66.5%だったと発表した。前年同期を1.9ポイント下回り、5年ぶりに低下したが、この時期としては高い水準。」「山口大では、10月末現在の学部生の内定率が52.0%で、前年同期より7.8ポイント下がった。採用日程繰り下げにより、就職活動を続ける学生が増えたことが一因という。」と伝えています。
この記事、また山口県の有効求人倍率が1.31(平成27年9月)「一部に弱さが残るものの、着実に改善が進んでいる。」(5か月連続)の雇用情勢総合判断を踏まえた正直な感想は「大学生の内定率は意外と低いのではないか(まだ仕事を探している学生も多い)」と感じました。
記事内にもあったのですが、これからは中小企業も求人方法として大学や高校からの推薦を検討、積極的に活用すべきだと思います。
前回のコラムでも書きましたが、中小企業における求人方法として最も多いのは、ハローワークという調査結果があります。(2015年版 中小企業白書/小規模企業白書について)(会議所だより・下関 2015 10月号)
ハローワークを利用した求人を「待つ」姿勢から、学校を訪問して、自社の魅力を「言葉」で伝える場を設けるなどの対応が、中小企業においてもより一層大事になると個人的には考えます。
また先日、2030年の国内の労働力人口について、厚生労働省が14年時点から約800万人減少して約5800万人になるとの推計も発表されました。
今までと同じ「ヒトの採用」方法ではなく、時代、時期の「流れに合致」した採用方法を検討し、「変化をさせていく」ことが大切ではないかと思います。
中小企業における「採用」について その2
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